おはようございます。
一週間のS&P500ですが赤が多いですよね。
決算発表があり、概ね良い決算だったわけですが売られていることが多く。
投資家を満足させるのが非常に難しい状況となっております。
また経済指標が強く、長期金利の上昇が株価の上値を抑えていることも要因の一つです。
ただ、11月はアノマリー的にも強い月なので、木曜日に急落がきたことから買っていくのはアリかもしれません。
各社の注目決算あれこれ
- MCD:決算はクリア、既存店売上高が予想以上に減少
- LLY:まさかの決算ミス、ただし肥満治療薬の売上は上昇
- RDDT:素晴らしい決算で大幅上昇、ガイダンス上方修正、広告収益が好調+42.0%
- AMD:EPS冴えず、データセンターの売上は好調、成長率がNVDAと比較されて物足りなさが出ている模様
- CAT:決算ミス、建設需要の低迷が深刻
- COIN:決算ミス、売上高成長率は前年対比+78%、競争激化懸念
- GOOG:決算クリアで大きく上昇、しかしその後売られる、謎
- MSFT:決算はクリア、ガイダンスが少し弱い、アジュールの成長率鈍化懸念
- META:決算はクリア、通期の支出増加予測が懸念されている
- AAPL:決算はクリア、iphoneの売上が予想を上回るも中国での売上懸念
- AMZN:決算クリア、AWSの売上が19%増加、ホリデーシーズン期待+6.19%
- V:決算クリア、クロスボーダーの決済増加が要因
- XOM:決算ミス、増配
- CVX:決算クリア、パーミアン盆地での生産性アップ、自社株買い増配
- ABT:粉ミルク訴訟に勝利、決算もクリア、ガイダンス上方修正
- SMCI:現在の買ってはいけない銘柄NO.1
LLYの決算にショック
今回一番ショックだったのはLLYの決算ミスです。
持ち株なんですよねー、5%くらい損こきました。
ただチャートを見てみると、出来高多く大陽線で下髭長いわけです(買われているということ)。
私はセオリー通り手放したのですが失敗でしたかねぇ。
いやいやそんなことはないですよね、決算ミスは素直に「売り」のスタイルでいきたいと思います。
イーライ・リリー (Eli Lilly and Company)【LLY】の株価チャート - 株探(かぶたん)|米国株
GAFAMの勝ち組はAMZNでした
さてGAFAMの決算発表が出そろいましたね、M7はNVDAを残すだけです。
今回の決算は全体的には「良い」結果となりました。
順位をつけるならこんな感じ。
- AMZN
- GOOG
- AAPL
- MSFT
- META
ただ1と2以外は同列だと思います。
ガイダンスがちょっと物足りない印象が強いですね。
投資家のAIに対する懸念がでてきています、「あれ?AIて大したことなくね?」。
インターネットが世界に広まった時と違い、業績に結果が出てこないのが原因です。
今は設備投資だらけで赤字ですからね、NVDAやTSMのように恩恵を得ているわけではないです。
投資家はAIに関する良い報告が欲している、だからそれが無い場合は売られる。
やれやれですね。
さぁGOOGの決算ですが、良かったです。
特にGoogleクラウドの成長率が右肩で伸びているのがGood。
MSFTのクラウド(アジュール)は少し下がっているから、そこで差が出ました。
AMZNは今回一番の勝ち組でしたね。
AWS(アマゾンウェブサービス)は予想範囲内でしたが、売上成長率が好調なこと。
更に毎年11月3週目から始まるホリデーシーズンに大きな期待が寄せられています。
クリスマスや年末年始は皆消費しまくりですからね、AMZNにとっては毎年業績が最も伸びる時期です。
経済指標強かった
経済指標の発表がいくつかありました。
- ADP雇用統計:予想大幅上振れ👆
- 実質GDP:予想通り
- 個人所得:予想下振れ👇
- 個人支出:予想上振れ👆
- PCEコア:予想上振れ👆
- 新規失業保険申請数:予想下振れ👇
- 失業率:予想通り
- 雇用者数:予想大幅下振れ?
強い強い。
がしかし、雇用者数がえらいことになっています。
予想10万人に対して結果1.2万人!!!!!!
なんだこれは弱すぎる。
市場は冷静でしたが、ここまで予想が外れるとなると、何かしら修正入るかも。
トレード履歴
LLYを売却、下がったところでVTIとGOOG購入。
円が弱くて辛い。
今週も色々ありましたね、お疲れ様でした。