おはようございます、きっつい相場ですね。
本当に一月なのでしょうか?
アノマリー的に一月は強いはずなのですがどうも様子がおかしい。
ということで本日のS&P500です。
赤が目立つぞ~。
大型銘柄ではMETAだけプラスですね、TikTok禁止法案の恩恵を受けると見られて買われているようです。
ただトランプ次期大統領はTikTok支持なので、どうなるかは不透明ですね。
米国株が不調な理由「長期金利の上昇」
本日も米国長期金利(10年債利回り)が上昇してしまいました。
アメリカ 10年 債券利回り - Investing.com
原因は後ほど解説しますが雇用統計の結果ですね。
今は「良いニュースが悪い結果」になります。
良いニュース=米国の景気は強いということですね。
また、トランプ次期大統領が何が何でも景気を良くしようと企んでいることも大きな要因となります。
長期金利が上昇すると株価には悪影響なので買っても儲からないでしょうね。
景気が良いのは素晴らしいことですが、我々投資家からすればこの状況はあまりよろしくないです。
なぜならFRBが利下げを中止する可能性が高いからです。
去年の秋ごろからの株高は、米国景気低迷からの利下げを織り込んだ上昇でした。
その予想が覆ったとなると、ちょっと厳しい展開が予想されますね。
最悪利上げとなればもうめちゃくちゃになるでしょう。
最高値から10%~20%の調整は覚悟した方がいいかもしれませんね。
本日売られた理由「雇用統計の圧倒的な強さ」
雇用統計の結果が発表されました。
- 非農業部門雇用者数:予想16万4千人 結果25万6千人
- 失業率:予想4.2% 結果4.1%
- 平均時給(前年比):予想4.0% 結果3.9%
民間雇用統計(ADP)は予想を下回っていたので安堵していたわけですが、この結果はヤバイ。
雇用者数強すぎぃ!
更に追い打ち!失業率下がる!!!!
平均時給は下がっていますが、そんなの関係ねぇ!
これで利下げを続ける理由が微妙になってきましたね。
この結果でもトランプ次期大統領は利下げを進めてくるでしょう。
景気良くしたいからね!
そうなりゃインフレ再燃です。
やれやれ。
原油価格の上昇理由
本日はエネルギーセクターが上昇しています。
理由はバイデン政権がロシアの石油・天然ガス収入に対して制裁強化したからですね。
原油価格は3%以上の上昇となりました。
米英、対ロ制裁強化 ガスプロムネフチなどエネルギー部門標的 | ロイター
また、バイデン政権が石油やガスの採掘を制限したことも上昇の要因となっております。
更に、世界中に寒波が到来していることが需要を押し上げています。
ただし、このまま上昇を続けるかというと疑問です。
トランプ次期大統領はバイデン政権に反発し、制限をすぐに取り消しじゃんじゃん採掘させると発言しているので原油価格の上昇は一時的かもしれませんね。
今は静観した方が【何も買えねぇ】
すでにポジション持ってる人は、少し軽めにすることでストレスから解放されます。
私は「買いたい病」なのですが、さすがに何も買えません。
しいて言うなら好景気に強いエネルギー銘柄ですが、トランプ次期大統領はロシアとウクライナの戦争を早期終結させようとしているので短期限定ですかね。
雇用統計の結果を受けて円安が進まないのも気になります。
ということで現在の私の気持ちはこんな感じ。
ほんと選択肢が無いよね、バフェットが債権買った理由が良くわかる。
1月20日にトランプが就任するので、そこまでは静観しましょう。
それでは皆さん今週もお疲れ様でした。